グランビルの法則ってなに?
グランビルの法則とは、移動平均線の使い方のエッセンスをまとめたものです。
基本的な考え方としては、移動平均線が下向きから上向きに転じ、株価も移動平均線より上になってきたら、上昇トレンドに転じたと考えて「買い」となります。その後は、移動平均線が上向きである限り(上昇トレンドである限り)、株価が移動平均線近辺まで下落してきたところを「押し目」と捉え、「買い」のタイミングであると考えます。ただし移動平均線を大幅に上回る(乖離する)場面ではいったん利益確定のために売ることを考えるのがよいでしょう。
そして上昇していた移動平均線が横ばいになり、下向いてきて、株価も移動平均線を下回ってきたら、トレンドが下降トレンドに変わったと考えて「売り」方針となります。その後は、移動平均線が下向いている限り(下降トレンドである限り)、株価が移動平均線近辺まで上昇してくる度に「売り」となります。また、移動平均線を大きく下回る(乖離する)場面では、その後株価が移動平均線近辺まで上昇することを狙って「買う」という戦略も考えられます。
グランビルの法則における絶好の売買ポイントは次のとおりです。
- 株価が移動平均線を上抜いたら、トレンドが上昇転換したと判断して「買い」
- 上昇トレンドの途中で、株価が移動平均線まで下がったら、押し目として「買い」
- 上昇トレンドの途中で、株価が移動平均線より上で反発したら、「買い」
- 株価が移動平均線を大きく下に乖離したら、反発することを狙って「買い」
- 株価が移動平均線を下回ったら、トレンドが下降転換したと判断して「売り」
- 下降トレンドの途中で、株価が移動平均線を少し上回るものの、トレンド転換が見えないときは「売り」
- 下降トレンドの途中で、株価が反発するものの移動平均線に到達しないまま再び下げに転じたら「売り」
- 上昇トレンドの途中で、株価が移動平均線を大きく上回って移動平均線との乖離が大きくなったら、動きが過熱したと見て「売り」
なお、この法則が何日(何週)の移動平均線に当てはまるのかはその時々で異なるので、「いまこの銘柄がどの移動平均線を意識して動いているのか」を見つけることが重要です。グランビルの法則は勝ち続けるためには必須の項目ですのでぜひ覚えてくださいね。