取引にかかるコストはどれくらいなの?
株の売買の際には「売買手数料」がかかります。 売買金額の0.5%とか、売買金額に関わらず一律1500円、一日の約定代金の合計額が50万円までなら500円など、証券会社によってさまざまな手数料が設定されています。
一般的に、インターネットを利用したオンライントレードは手数料が安いのが特徴です。売買手数料は株の代金と一緒に引き落とされますので、取引の際には口座残高に注意が必要です。証券会社によっては「口座管理料」のかかるところもありますが、最近では口座管理料を無料にしている証券会社も多くありますので、証券会社を選ぶときに比較しておいた方がよいでしょう。
配当金を受け取った時と、株を売却して利益を得た時には税金がかかります。2003年1月から上場株式等の売却益にかかる税金について確定申告が必要となりましたが、申告手続きが簡単になったり、源泉徴収だけで申告が不要になる特定口座が誕生し、便利になりました。
配当の税金は支払いの際に源泉徴収されますので、売却益のように確定申告の必要はありません。現在は売却益および配当金に対してはその20%(※)が税金として徴収されます。
※東日本大震災の発生により、復興特別所得税が所得税に適応されるようになったため、2013年1月から売却益および配当金ともに所得税分に対して2.1%の上乗せがされています。
最近のイベントとして、NISA(ニーサ)という制度が始まりました。通常の証券口座に加えて、NISA口座を持っておけば、年間120万円までの取引に対して利益はすべて無税となっています。