お金持ち投資-ファンダ編

カレンダー効果ってなに?

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「年末から春先にかけての上昇」という動きを毎年のように繰り返すなど、一定の季節変動性を持つ株のことをシーズンストックといいます。はっきりとした理由が不明で合理的な説明のできない「季節的なサイクルや値動きのクセ」など、経験上観測できる株価の習性を「アノマリー」といいますが、中でも特に暦に関連した習性のことを「カレンダー効果」と呼びます。

年単位のカレンダー効果として有名なものには、「末尾5の年は上昇する」「末尾7の年は押し目になりやすい」「末尾9、0の年は天井をつけやすい」などがあります。

月単位のものでは、「1月には株価が上昇する可能性が高い」という「1月効果」が有名です。3月から4月にかけての時期も比較的良好なパフォーマンスを示し、1月、3月、4月などに順調に上昇する反動で、5月は調整しやすくなり、7月や8月は夏休みを取る機関投資家が多いことなどから相場エネルギーが小さくなる傾向があります。

そして9月から10月にかけての時期は非常にパフォーマンスが悪くなり、歴史的な暴落はこの時期に集中しています。また「月初に値上りしやすい」という「月初効果」があり、相場が上昇トレンドの時には月初から上昇が加速し、下降トレンドの時には月初にリバウンドしやすいといわれます。

曜日に関してはあまりはっきりとした傾向が見出せないというのが実情ですが、「月曜日にはセリングクライマックスが起こりやすい」というものがあります。

しかしながら、カレンダー効果というのは株価を動かす要因のひとつに過ぎず、需給やファンダメンタルズなど、他に影響力の大きな要因があればカレンダー効果は打ち消されてしまいます。逆に、株価を動かす大きな要因がほとんどなく、おとなしい値動きの時や上昇トレンドの時などには、比較的カレンダー効果が出やすくなるといわれています。

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