株価ってどうやって決まるの?
会社が大活躍して実績を残したり利益を増やしたりすると、その会社の人気や評価が高まって株価が上がります。逆に、その会社の人気や評価が下がれば、株価が下がることになります。したがって、会社を評価して株価を決めるのは、その会社にお金を投じてオーナーとなった株主たちだといえるでしょう。
株主には会社のオーナーとしての権利があります。例えば、取締役の選任などの重要な事項については、最終的には株主総会における株主の承認が必要となります。 株主総会は会社の意思決定をする最高機関であり、その下に取締役会や代表取締役などが存在しているのです。
株価は株式市場で決まります。株を売りたい人と買いたい人が、それぞれいくら(値段)でどれだけ(株数)売買したいかを表明し、その値段と株数が合えば売買が成立し、その時点で株価が決まるのです。大勢の人が欲しがる株の値段はどんどん上がります。
自分の買った値段よりも高く買ってくれる人がいれば、売って利益を出そうとする人が出てきます。ある株価が「高い」か「安い」かという判断は、その株を自分がいつ、いくらで買ったかによりますし、今後その会社の業績が上がると見るか下がると見るかも人それぞれですので、同じ株価に対して買いたい人もいれば、売りたい人も出てくるのです。
市場では実際に株券をやりとりするわけではなく、後から名義書換という手続きで株主を変更したり、「証券保管振替機構」というところが株主たちに代わって株券を保管したりしていますので、実際に株券を手にすることはまずありませんのでご安心くださいね。