お金持ち投資-応用実践編

デフレと株価の関係ってなに?

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デフレ(デフレーションの略)とは、物価下落が継続的に起こることを意味しています。デフレになると、モノの価値が下がり、お金(通貨)の価値が高くなることから、モノに投資するより、現金や預貯金で資産運用するのが最も賢明な投資法ということになります。つまり、デフレが続いている間は、資産を現金で持っていることによって資産価値が高まり、逆に、資産を株式や不動産などのモノで持っていると、資産価値はどんどん目減りしていくことになります。そのため、資金の流れがモノからカネ(現金)へと大きくシフトし、ますますモノの値段が下落しやすくなります。

デフレは通常、景気が落ち込んだ時に起こります。不況でモノが売れなくなり、需給関係が悪化してモノの値段が下がるのです。デフレと不況が同時進行で進めば、企業業績が悪化し、企業の保有する資産価値も低下するため、株価は大きく値下がりします。しかし、経済のグローバル化が進展した結果、景気が良くても物価が下落する傾向が高まっています。物価や人件費の安い国で生産された安い製品が、物価の高い国に大量に輸出され、物価を押し下げる働きをするからです。そうなると、景気の良い国でもデフレが起こる可能性があり、日本のように物価の高い国はなおさらその傾向が強くなります。このように、例えデフレ下であっても、景気がよくなれば企業業績もよくなるため、株価は上昇します。

株価が上昇すれば、金利・利回りの低い預貯金、債券などから値上がりが期待できる株式へと資金がシフトし、それがさらに株価を押し上げることになります。したがって、デフレ=株価下落と単純に考えていると、儲けのチャンスを逃すことになりかねません。

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