基本のチャートパターン(8)「Wボトム」
「Wボトム」は同じくらいの水準で2回の安値をつける形です。安値圏でこの形を形成されると、その後株価は底打ちして上昇トレンドに入ることが多くなります。Wボトムは「逆三尊」に似たパターンですが、逆三尊に比べてかなり頻繁に現れるパターンです。
Wボトムのネックラインは「2つの安値の間の戻り高値の水準」ですが、株価がこのネックラインを突破するとWボトムが完成され、底打ち・上昇転換のシグナルとみなすことができます。したがって買いポイントは基本的にはネックラインを突破した水準となりますが、移動平均線やネックラインをメドに押し目を狙う方法も考えられます。
利益確定は「Wボトムの上下幅をネックラインに加えた水準」や、「前回の上昇幅を直近の安値に加えた水準」などがメドになります。損切りは、そこまで下落してしまうとWボトムのパターンが崩れた可能性があるポイントとして「Wボトムの真ん中付近まで押し戻された点」がメドになります。