基本のチャートパターン(3)「もみ合い」上放れ
「もみ合い」とは、上昇するでもなく下落するでもなく、横ばいに動くチャートパターンです。「もみ合い」の動きが続いた後に上放れ(上の方向に離れる動き)になったら、その後上昇トレンドとなるケースが多く、したがってこの「もみ合い上放れ」を買いサインと見ることができます。狭いレンジ(値幅)で長い期間もみ合った後に出来高急増を伴って上放れた場合には、買いサインの信憑性はさらに高まり、その後本格的な上昇トレンドに入るケースが多いといえます。
利益確定は、株価の上昇に応じて「ここを下回ったら撤退」というポイントを決めながら上値を追いかける状態になります。また「急騰→急落」のようなチャートが出た場合には売りサインです。そして、もみ合いゾーンを割り込んでしまう値動きになったら損切りサインとなります。