お金持ち投資-ファンダ編

信用倍率ってなに?

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「信用の取り組みが悪い」という表現がありますが、この場合の信用とは信用取引のことで、「信用の取り組みが良い・悪い」というのは、「信用倍率(貸借倍率)」が高いか低いかを意味します。

信用倍率(貸借倍率)=信用買い残高÷信用売り残高

信用取引は通常6ヶ月以内に反対の売買をして決済する必要がありますが、信用買いしてまだ反対売買を行ってない未決済の分を「信用買い残高」、逆に信用売り(空売り)して未決済のものを「信用売り残高」といいます。したがって残高というのは、将来行われる反対売買の数であり、例えば信用買い残高が1000株あったとしたら、それはすなわち潜在的な1000株の売り注文が存在していることになるのです。信用倍率が高いということはその分潜在的な売り注文が多く存在するので、「取り組みが悪い」と表現するのです。通常は信用買い残高の方が多いので、倍率が1倍近くまで下がっていたり、1倍を割り込んで売り残高の方が多い銘柄などは「好取組銘柄」などといって注目を浴びたりします。

信用取引の残高は、東証や証券金融会社から定期的に公表されているほか、四季報や証券会社なども情報を提供しています。

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